INAX REPORT 178 吉田鉄郎
[書籍] INAX REPORT 178 吉田鉄郎
INAX REPORT 178 表紙 旧馬場氏烏山別邸
大阪中央郵便局ファサード(部分)
大阪中央郵便局
吉田鉄郎氏のドローイング(1)
吉田鉄郎氏のドローイング(2)京都中央電話局新上分局
■著者の解題
「著者の解題」 対談 左:大川三雄氏 右:内藤廣氏
「著者の解題」 年表(部分・実際にはA4で6頁ある)
INAX REPORT(http://inaxreport.info/ 5月4日現在、まだ177号)については、以前にも何回か書いているが(http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-270.html他)、大きく内容が変って以来約3年経つ。今回の178号でひとつの区切りになるようだが、今回の「特集1 生き続ける建築」は、現在「東京中央郵便局」の保存問題でにわかに注目されている吉田鉄郎氏。
吉田鉄郎氏の作品はいわゆる「地味」な建築で、なかなか一般の人にはその重要性が理解してもらえないようだ。巷で「好まれる」建物は、装飾が沢山付いた様式主義的な建築か、あるいは安藤忠雄氏のような「スター建築家」の作品かといった、極めて限られた建築に限られるのは実に残念であるし、ある意味、日本の建築に対する認識の低さ(と言っては言い過ぎか・・・)を露呈している感が無きにしもあらず、と言ったところか。
吉田鉄郎氏は日本に近代建築の基礎を築いた建築家の一人として、既に確固たる位置を占めているが、一方において、「日本の住宅」、「日本の建築」、「日本の庭園」の3部作により、日本の建築文化をヨーロッパに紹介した功績も大きなものとして評価されている(いずれも、「SD選書」に翻訳されており現在日本語版を手にすることが出来る)。
近代建築の先駆者であると同時に、吉田鉄郎氏は「和風建築」にも造詣が深く、熱海にあった「馬場氏熱海別邸http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-198.html」は移築保存されている。現在実際に見ることが出来るのは、「旧馬場氏烏山別邸(現光風亭)」(見学を申し込めば可能であるかもしれない)、旧京都中央電話局新上分局(レストランなどに改修され使用されている)、東京と大阪の中央郵便局もまあ、見ることが出来ると言えばそういうことかもしれない。旧馬場邸(現最高裁長官公邸)は見るのは難しいかもしれない。
■「特集2 著書の解題」も今回で終わるが、今回は大川三雄氏が対談者。そこに載せられている大川三雄氏の作成による「本と論文にみる 現代建築思潮年表|1960-2004|」がかなりな力作で、一見の価値がある。
次回179号がどのような「INAX REPORT」になって登場するのか、今から楽しみであるが、まずは今回の特集をしっかり読んでみたい。
[days] 黒崎の鼻
三浦半島:黒崎の鼻(海に突き出た(まあ、あたりまえだが)小さな岬)
三浦半島:黒崎の鼻(とても風が強い、地形からして普通の日でも風は強そうだ!)
三崎まぐろラーメン:確かに「B級グルメ」かもしれないが、東京では食べられない!
ラ・フォル・ジュルネのチラシ(エグイ!)
国際フォーラムのケヤキ広場にこれだけ人が出ているのをいまだかつて見たことが無い!
銀座松屋で予定外の買い物、「Tag Light」http://www.assiston.co.jp/?item=347
「POTER」のコイン入れに付けてみた
今年のゴールデンウィークは、仕事と休暇が交互に混ざり合いグチャグチャな「モザイクウイーク」状態で、それまでの睡眠不足もなかなか解消と言うまでには行かない。
昨日は極々々近しい知人と、港北のIKEAに行った後、第三京浜、横横道路、三浦縦貫道そして134号線に出て、「黒崎の鼻」に出かけた。ここは「ヨコハマ買い出し紀行」http://www.sonymusic.co.jp/Animation/yokohama/」と言う漫画に出てくる場所らしい。「らしい」というのは、まあ、良く知らないので・・・。134号線から細い農道に入り、最後は草むらを掻き分けて岬に出る。是非行ってみたいというだけあって、かなり心地よいと言うか印象深い場所だ。風が強かったということもあるが、海には矢のように走るウインドウサーフィンのボードがあり、岬の草は海からの風になぎ倒されそうになりながら踏ん張っている。気持ちの良い場所だ!
その後、「折角ここまで来たから」と言うことで、三崎にマグロを食しに行ったが、道は大渋滞で、マグロ屋さんも大渋滞。それでも「B級グルメ」と言う、三崎ラーメンを食べて帰路へ。実に楽しい小旅行だった。
■今日は銀座に買い物に出かけた。かねてから探していた「ラウンドカラー」のYシャツと、伸びてしまったサスペンダーの買い替え。Yシャツは、タブカラーをベースにしていたが最近ほとんど見かけなくなってしまった。ラウンドカラーのものもほとんど見つからないが、「TEIJIN MEN’S SHOP 銀座406店」http://www.tjnaso.co.jp/teimen/shop/には置いてあった。サスペンダーはこれも銀座の老舗「田屋http://www.ginza-taya.co.jp/」(昔、叔母からいただいたネクタイが田屋のものだった)で購入。
■帰りに、東京国際フォーラムで開催中の「ラ・フォル・ジュルネ」http://www.lfj.jp/lfj_2009/の雰囲気を見に寄ってみたが、ケヤキ広場にこれほど人が集まっているのを見たのは初めてだ。
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- Published:
- 5.4.09 / 10pm
- Category:
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