銀座目利き百貨街
[design]銀座目利き百貨街
「百貨街」チラシ:表
「百貨街」チラシ:裏
ほんの少し「百貨街」で購入したもの(チラシなどを含む)。
日本デザインコミッティーhttp://designcommittee.jp/が主宰する、49人の「にわか店主」が開く「屋台」(食べ物は無いが)の縁日のようなものだろうか。売っているものは、49人の目利きが厳選した品々。店主は、建築家・インダストリアルデザイナー・グラフィックデザイナー・アートディレクター・茶道家など等、当代一流の顔が並んでいる。
昨日、文化女子大の田島先生からの「転送ニュースメール(勝手に命名)」で情報を得て、早速出かけてみた。期待にたがわぬ楽しい企画で、風邪でダルイ身体もついつい軽やかに動くと言った感じだった。「お店」によってそれぞれ個性が有り、手頃な値段で魅力的なものは早々に売り切れていた(例えば、二代目葦原屋のティーバックは初日の昼までに完売だとか)。それぞれに屋号が付いているがこれが結構面白い、デザイナー類人はウイットに富んだ人が多い、またそれでなければ有る意味、魅力的なデザインは出来ない。例えば 屮マヤ」、◆嶌監くたくた屋」、「好文堂」、ぁ峺兇笋鵑影押廖↓ァ崗山くん堂」あたりはすぐに分かるが、Α屮▲鵐遡臼腸銃押廖↓А屮魯隼彭后廖↓─嵎譴淋緘峇曄廖↓「九十九屋」、「袋もの屋」となると誰が店主か見当が付かない、もちろんそれにはそれの理由があるようだが。
解答は⇒http://designcommittee.jp/mekiki/
■会場:松屋銀座8階大催場
■会期:2010 年9月9日(木)〜9月14日(火)
■時間:10:00〜19:00(最終日:〜17:00)
■入場料:800円
[days] 松屋〜資生堂〜INAX
銀座・手仕事直売所の案内サイトより
「石上純也」展チラシ・展示案内・書籍(INAX出版:左・石上純也氏、右・西澤立衛氏の著作)
●展覧会の様子は「ARTiT]で⇒http://www.art-it.asia/u/admin_expht/Qxd3FchCblmYpzfHkUP1
資生堂近くのビル、奥の円筒が並んだビルは何?
確認してこなかったが外壁に設置されたダクト?
白井晟一氏の親和銀行http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-171.htmlを解体した後に建てられた三越の増築部分。
かつて有った親和銀行銀座支店
■相変わらず風邪が治らない。喉の痛みから声が枯れて身体がだるくなって、と言うところまでようやくたどり着いたので、後は治るのを待つだけだが、銀座展覧会巡りを強行(さすがに外苑前は明日に延期)。「銀座目利き百貨街」は上記のとおりだが、展覧会場の外でも「銀座・手仕事直売所」http://www.matsuya.com/ginza/topics/100825e_chokubai/index.htmlの「屋台」が広がっていて、と言う「屋台」が広がっていて、これがまた面白い。
■7階に下りるとこれも日本デザインコミッティー主催の「石元泰博 桂離宮」展http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-719.htmlが開催されている。30枚のモノクロ写真の展示だが、改めて「桂離宮」の魅力を認識することが出来る展覧会だ。
■炎天下の銀座通りを新橋方面に歩いて資生堂ギャラリーにて「石上純也」展http://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-724.htmlを見る。予想に反して「5m」の天井高さを生かした展示にはなっていなかった(一部それらしきものは有ったが)。とは言え、最近話題の建築家だけあって、かなり面白い内容の展示になっている。確かに独自性はあるのだろうと思うが、どこか「SANAA」の雰囲気が漂っていることは否定できない。ここ何年かの日本の建築界を見ていて思うのだが、特に建築「ジャーナリズム」(単に「メディア」と呼ぶのが良いかもしれない)がそれを助長させているのだろうが、ある著名アトリエ事務所から出た建築家がなんとなくもてはやされる傾向と言えるのだろうか、もちろんそれなりの実力が無いと消えていくとしても、極めて有利な条件の中で「デビュー」するという傾向は否めない。国会議員の世襲制と、設計事務所の「のれん分け」と、なんとはなしに重なって見えてしまうのは気のせいだろうか・・・。もっとも、設計事務所から有力な建築家が独立して力を発揮することはごく自然なことである。吉村順三氏の事務所から宮脇檀氏や中村好文氏、前川國男氏の事務所からも大高正人氏や鬼頭梓氏、菊竹清訓氏からは、内井昭蔵氏、伊東豊雄氏、長谷川逸子氏、内藤廣氏・・・、まあ、上げればきりがないが。
■かなり体力が消耗してきたので、ワタリウムは明日にして、INAXの「夢みる家具」展へhttp://udf.blog2.fc2.com/blog-entry-722.html。資生堂ギャラリーからは一駅以上あるが頑張って歩く。途中でまた松屋によって「ジルサンダー」の香水チェック。関係ないが、三越の増築建物はひどいデザインだ、壊された白井晟一氏の親和銀行が懐かしい。それほど遠くない明石小学校も心ない中央区長によって解体されてしまったが、どうしてこうも日本の国民は文化に疎くなってしまったのか・・・。そう言えば芦原義信氏の「ザ銀座」が解体されて高層ビルに変わりつつある。設計者は「二代目葦原屋」の太郎氏だが、どのような建築が出現するのか・・・。。「INAXギャラリー1」は良く言えばコンパクト、つまり狭い!展覧会は復元された家具や細密なスケッチがありそれなりに充実している。出来ればもう少し建築の中の「夢見る家具」が分かる展示が有るともっと良かったと思う。帰りに久しぶりにINAXブックギャラリーに寄り、石上純也氏と西澤立衛氏の著書を購入http://www.inax.co.jp/publish/book/046_gendai.html。
■かくして、「佐藤くたくた屋」ならの「udえフラフラ屋」になって帰宅。
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- Published:
- 9.10.10 / 9pm
- Category:
- design
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