にっぽんの客船展

[design]にっぽんの客船展
INAX-1
DM:この写真は橘丸の椅子客席とある。極々々近しい知人の話では、戦前パラオに向かう船の一等客室を利用したとのことだったが、船酔いで食堂には一度も行かず、食事はすべて部屋に運んでもらったそうだ。
INAX-2
DM:案内部分
船と建築のデザインの共通性、あるいは建築が客船を意識してデザインされると言うことは一般的に言われていることのようだが、その逆もありと言うか、インテリアはやはり建築の領域と言うことになる。今回の展覧会で取り上げられる「あるぜんちな丸」は中村順平村野藤吾が参加し、もう一つの客船「橘丸」では客室内外のデザインを本野精吾が手がけ、その図面や模型、写真等が展示されているようだ。
「にっぽんの客船」の全盛期はやはり戦前の何年か、と言うことになるのだろうか。第二次世界大戦が始まってしまった後は、船舶技術はもっぱら軍艦に向けられたことは言うまでもない。まあ、軍艦にしても如何にも砲弾が当たりやすく、水平線の彼方からも目立ちそうな優雅な艦橋を持ったものがデザインされていたりしたようだが、建築家の出番はきっと無かったのではないかと思う・・・。
展覧会の行われる「INAXギャラリー1」は余り広い空間ではないので、どのような展示になるのか分からないが、是非見てみたい展覧会だ。制作協力に「オーシマ」が入っていると、いろいろ船舶艤装の細々したものを見ることが出来て楽しいのだろうが、残念ながら今回名前は入っていない。「オーシマ」は船舶艤装から建築金物、とりわけ建具金物の分野で優れた実績があるので、後日まとめて紹介したい。我が家では「スピン」シリーズをほぼ全室使っているので、計画中のドアのメンテが終わったら、blogに載せてみたい。
と言うことで3月は京橋に「客船」を見に行くことに。
■会場:INAXギャラリー1 http://www.inax.co.jp/gallery/ 
■開催日:2011 年3月3日(木)〜5月21日(土)
■時間:10:00〜18:00 日祝休 
■入場無料
[days]DICカラーサンプル・六号商店街ふるや古賀音庵・松陰神社STUDY
DIC-1
DICの見本帳:後ろに立てかけてあるのが、建材展で配布していた見本帖、前に並んでいるのが設計の時に使っている見本帳の一部(伝統色シリーズとグレイを集めたもの、左端は日本塗料工業会の見本帳)
DIC-2
見本帳を開いてみた状態、一頁に5色
■相変わらずバタバタとした日が続いているが、先日ビッグサイトで開催中の建材展などに行ってみた。チョット久しぶりのような気もするが、一カ所用事を済ませて豊洲から「ゆりかもめ」に乗って12時ごろ会場に着き、ほぼ5時間ずっと見て回った。カタログがどんどん溜まるし、かなりな労働だ。出来るだけカタログはもらわないようにしていたが、いろいろなブースで「チョット、ダンナサンミテカナイ!」とは言われないが、なんとなくよろよろとブースに入ってアンケートか何かに答えていたりして、いつの間にかカタログを大量に持って歩いていることになる。
「いただきもの」の中で今回の優れ物は「DIC」の見本帖。菊竹清訓氏が一連の京都信用金庫の計画をまとめた本の中で、DICの印刷用色見本カードを切って、指示書に貼り付けている部分が有ったが、むかしの職場では余り「日本塗料工業会」の見本帖を使わずに、DICの伝統色シリーズや印刷用の色見本帖、自動車塗装用の見本帖等を使っていた。今回の建材展ではDICが「INTERNATIONAL TRADITIONAL COLOR DICTIONARY」と言うものを配っていた。日本、中国、フランスの伝統色の見本帳http://www.explode.jp/b/dic/dic-n07.htmlが以前から出ていたが、それらをまとめたような見本帳(各伝統色見本帳と関連性は無いらしいが)になっていて、1冊で3つの伝統色がまとめられている。構成から見るとどうも中国用に作られたもののようだが、色の勉強をするには良さそうな気がする。
幡ヶ谷ふるや古賀音庵
ふるや外観
ふるや古賀音庵の店構え。六郷通商店街の水道道路の北側になる。
ふるや羽二重桜
羽二重桜(お饅頭:並ぶと一段ときれい)
ふるや道明寺
道明寺(桜の花びらが入っていて綺麗だが、実際には葉で包まれてしまうので持ち帰ったときには見えないのが残念!)
■このところ何回か幡ヶ谷の知人のオフィスに出かけているが、先日近くの「六号商店街」にある「ふるや古賀音庵http://www.koganean.co.jp/と言う和菓子屋さんに立寄った。ゴマ団子がメイン商品とのことだが、季節柄「桜」関連の和菓子が綺麗だったので、写真を撮らせてもらった。もちろん買って帰って、夕食後チョット一服!
松陰神社おがわ屋
おがわ屋
逆光で良く分からないが「おがわ屋」さんの外観
おがわ屋-1
おがわ屋さんのおでん種いろいろ
おがわ屋 玉ちゃん
玉ねぎを使った「たね」は「たまちゃん」、まっ!
おがわ屋 作業中
オジサンが店の奥で練り物の作業をしているのが良く見える
松陰神社STUDY
STUDY 外観
お母さんたちの自転車が並ぶSTUDY、真ん中にあるのが入口の扉
STUDY 扉
入り口のドアが特徴的、幅約1.5m程度で建具の真ん中にヒンジがある、有りそうでなかなか無い扉!
STUDY cafe
インテリアもなかなか良く出来ている。天井を部分的に貼ってあるのも上手いし、ライティングダクトを斜めに渡しているところも変化があって面白い。天井端部のグリーンも雰囲気が良い。インテリアデザイン・家具はHOLIDAYのデザインらしい。
STUDY ショップ
STUDY店内
STUDY ランチ
ランチ
STUDY 小物おがわ屋」さんで買い物をした後、駅近くの「STUDYhttp://www.hanyu-no-yado.co.jp/study/index.htmlと言うcaféでランチ。インテリアがなかなか良く出来ていて、家具デザインも手がけているようだhttp://www.hanyu-no-yado.co.jp/company.html。小さな子供を連れたお母さん方にも人気のスポットのようだ。お茶の時間にも良いかもしれない、営業時間は11:00〜24:00(不定休)となっていた。


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