チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産

イームズ邸
チャールズ・イームズ撮影のPOST CARD

[建築][design]チャールズ&レイ・イームズ展
目黒区美術館で開催中のイームズ展開催記念講演会http://www.mmat.jp/event/eames/press0.htm 。ハーマンミラー社の招待で、知人の代理として聴きに行ってきた。
予定ではイームズの最初の妻との間の娘(デザイン!What’s design?⇒http://www.geocities.jp/ppp_design/special01.html )、ルシア・イームズ氏が話をする予定だったが、体調不良で来日できず、ルシアの息子イームズ・デミトリオス氏の講演とインタビューになった。
デミトリオス氏は、casa BRUTUSのイームズ特集で写真入のインタビューを受けている。
講演は今回の展覧会に出品されている作品についてと、イームズ夫妻の人となりについて、簡単に言ってしまえばそうなる。
後半は植田実氏との対談だったが、通訳がなんとなく凄かった、スコーン!と抜けたような感じの通訳で、驚くほど頭のいい人ではないかと思った。
植田実氏の質問もなかなか、建築の人間としては良かったといえる。やはり話が建築に偏った感じがしたが、植田実氏の経歴からすれば仕方がないこと。主に「ケース・スタディ・ハウス」のことと、間に少し映画の話とイームズ夫妻のコレクションについての質問が入っていた。
以前「ケース・スタディ・ハウス(以下CSH)」のことには触れたことがあるが、イームズ自邸は「#8」となっている。全体では一部欠番はあるが「#28」までが実施又は計画されている。詳細は「住まい学大系087」、「casa BRUTUS 2001 July」、「casa BRUTUS 2001 September」参照。
「CSH」は住宅に鉄骨を持ち込んだことと、規格化された住宅を大量生産で供給するきっかけとなったようだが、日本でも「プレハブ」として開発されていくことになる。
日本でも鉄骨住宅の開拓者広瀬鎌二氏が、プレハブの開発に引き込まれることになったようだが、植田実氏いわく「建築家としての筋をとおして」、プレハブ業界から離れたようだ。
最近の風潮は、ミニ開発だろうがハウスメーカーだろうが、何でも手を染める「建築家」が一般的になってきたが、「建築士」が多すぎるのと、建築家としての仕事が少ないことが(相対的な関係になるが)その原因だろう・・・。
イームズの人気は老若男女を問わず衰えないようだ。今日の講演会は400名ほどの会場だったが、珍しく若者から熟年まで、男女混合の聴衆が集まっていた。

ケース・スタディ・ハウス―プロトタイプ住宅の試み
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[Days]ハウスメーカー
■イームズ講演会に関することは上記のとおり。今回は「ハーマンミラー社」の招待によるものだが、一般の人も含めてよく入っていた。
受付をしている時声をかけられたのが「K短大」の主任教授で、一緒に講演を聴くことになった。後から学生さんが2名、他に1年生が一人来ているらしかった。
6時からのパーティーには受付だけして、展覧会をざっと見た後様子をみて失礼した。
講演会場から美術館に移動する途中で、K氏に偶然会った。目黒区の建築などのイベントの手伝いをしているらしいが、ここで会うとは思わなかった。見学会の案内を送ってあったので様子を聞いてみたが未定とのこと。
今日は往きも帰りもバス。ほとんど渋滞もないし歩くこともないので、目黒区美術館に行くにはかなり便利。自転車ではチョットきついし、車だと駐車に困るのでバスは良い選択だった。
■朝一で住宅展示場のS林業の建物を見る予定で、約束の時間に知人を道で待っていたがみえないので、一旦家に入ったところ中止の連絡。S林業の設計担当者が「見てもしょうがない」との話だったらしい。段取りは営業がしていたようだが、なにか適当にあしらわれているようで心配ではある。
ハウスメーカーはサービスが命なのだろうに、かなりでたらめな対応をしている。担当の営業が移動になって遠方から電話連絡で調整しているらしいが、そんな営業ってあるのだろうか?
まだ本契約していないようだが、変更も簡単にきかないようだし・・・。


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