大人の夏の社会見学
東京メトロのフリーマガジン、「metropolitana summer edition http://www.metropolitana.jp/cn/index.html」。特集は「花火咲く夏夜へ、さあ」と言う、夏恒例花火特集だが、今日は花火ではなく、雑誌の後ろの方にある「新木場下車、夢の島をめぐる大人の夏の社会見学」。
ちなみに、花火の話は、会場がどこどこ、と言うのではなく「花火」に関する「エッセイ的薀蓄」。
例えば、
・・・その『鍵屋』の7代目が、番頭の清七に暖簾分けをするとき、『玉屋』の屋号を与えた。それから両国川開きの花火(始まりは1733年。8代将軍吉宗が、流行した飢饉などで命を落とした人の霊をなぐさめるために打ち上げたとされる)では、上流に『玉屋((玉屋は失火で江戸を追われてしまったらしい⇒http://www.sumida-gg.or.jp/SUMIDA005/S005-04.htm))』、下流に『鍵屋((鍵屋のホームページ⇒http://www.souke-kagiya.co.jp/top_main.html))』が船を出し競演。その応援として、江戸っ子たちが「たまや〜 かぎや〜」と声をかけるようになったのだ(「応援」と言う表現はチョットしっくりこないが)。
・・・日本の花火が世界に誇れる芸術文化にまでなった理由(わけ)は、美しいと感じる心を持つ人々の、敏感な感覚がもたらした、一つの結果に違いない。
最近花火を見に行っていないが、テレビで見たりすると、やたらに派手になるばかりで、日本文化が伝統的に持つ、美しさの中にもどこかに「枯れた」染み入るような「儚さ(はかなさ)」のようなものがなくなっているように、フト思わなくも無い。
何でも「お金」と言う「経済」で推し量ってしまうような、悪い意味での「アメリカナイズ」されてしまった、派手なエンターテイメント化された「花火」は単にうるさいだけかもしれない。
feature01/fashion&mode の、「夏のお酒を、グラスでよりおいしく」と言う記事も、6人ほどの作家のグラスを紹介していて面白いが、肝心のグラスそのものは好みのものは無い。こればかりは「好み」の問題。
■中央防波堤埋立処分場見学ツアー
主催・・・東京都環境整備公社(見学案内サイト⇒http://www.tokyokankyo.jp/jigyou/kouhou/index.html)
1日コースと半日コースがありいずれも参加日は無料。1日コースは船で、半日コースはバスで実施される。2機の風力発電施設「東京風ぐるま」も圧巻らしい。『私たちのもとを離れたゴミが、最終的にどうなるのかを目の当たりにすると、ライフスタイルを考えなおすきっかけに。ぜひ一度訪れたい。』とのこと。
トップの写真は「metropolitana」より「中央防波堤埋立処分場」
■夢の島熱帯植物館⇒http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=68&mode=detail((設計=大宇根建築設計事務所))
入館時間:午前9時30分〜午後4時 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)12月29日〜1月3日「熱帯スコール体験」とか「ナイトツアー」などのイベントも有って面白そう。喫茶室の「ロイヤルハワイアン680円」もおいしそうだ。開館時間など季節によっていろいろありそうなので、訪問する時はその辺りを確認する必要がありそう。
■朝日ヘリコプター ヘリコプター遊覧飛行
詳細は⇒http://www.asahi-heli.co.jp/
23区のゴミの現在の最終処分場はあと1〜2年でいっぱいになり、次の処分場は新海面処分場を残すばかりで、その寿命は30〜35年といわれている、その後の処分場はまだ決まっていない、と言うよりもう無い?
それにしても夢の島とは、なんとウイットに富んだ、皮肉な名前なのだろう・・・と、長いこと思っていたが、どうやら、もともとはゴミと関係なかったらしい。戦後、都民に夢を与える場所にしたいということから、ハワイのワイキキビーチをイメージした海水浴場として、夢の島と名づけられたと言われている。
About this entry
You’re currently reading “大人の夏の社会見学,” an entry on udf weblog
- Published:
- 8.12.05 / 2pm
- Category:
- 建築
- Tags:
No comments
Jump to comment form | comments rss [?] | trackback uri [?]