第4の革命 エネルギー・デモクラシー

*[cinema] 第4の革命 エネルギー・デモクラシー

 

原子炉の廃炉をレポートしたUnter Kontrolle http://udf-tokyo.com/weblog/?p=1304 に続いて、「2010年、ドイツで最も観られ、その後のドイツのエネルギー政策に影響を与えた」(チラシより)ドイツのドキュメンタリー映画。今度はドイツが原発から自然エネルギーへの転換を実現させつつある現状をレポートしたドキュメンタリー映画と言うことになる。「これから30年以内に100%再生可能エネルギーへのシフトが可能だということを、様々な角度から分析し、紹介する。」と言うもの。J-WAVE LOHAS SUNDAYナビゲーター丹羽順子(koko)氏http://www.j-wave.co.jp/contents/navigator/niwa.htmは、「闇のエネルギーが占めている暗黒の日本を晴らすのはこの映画しかないでしょう!日本の未来のエネルギーの行方を決定づける、今こそMUST SEEの大作・・・」とのコメントをこの映画のチラシに載せている。

残念ながらこの種の映画の上映は、日本の場合、実に心もとない。上映映画館は限られるし、期間もあまり長くはない、上映時間も朝の1回のみと言う場合が多い。昨年の12月は渋谷で上映されていたが、なんとなくバタバタしていて行きそこなった。今回の紹介は新宿のK’s cinema(http://www.ks-cinema.com/)での上映で1月13日まで、時間は例によって朝の1回だけ(14日は21:00から、その後の上映予定は未確認)。1月14日は、全国一斉上映日http://www.4revo.org/のようだ。

*[原発+再生可能エネルギー] 東海第二原発

前回に続いて東京新聞記事、今回は1月5日夕刊1面の「停止中の東海第二原発」について、周辺自治体から相次いで廃炉への動きが活発化しているというもの。3.11の震災で福島第一原発が過酷事故を起こしているが、この東海第二原発も危うく同じ運命をたどるところだった。3.11で「自動停止したが、停電で外部電源を喪失。高さ5.4mの津波に襲われ、三つある 非常用発電設備のうち一つが浸水して使えなくなった。周辺20キロ圏に水戸市を含む約72万人、30キロ圏に約94万人が暮らす」場所に立地している。津波があと70cm 高ければ福島第一原発と同じような状況に陥ったと言われている。

土浦市議会が「再稼働を認めず、廃炉を求める」との意見書を可決。北茨城市議会も同様の意見書を可決。原発メーカーの「城下町」日立市の市長も廃炉の方向性を示している。福島県に隣接する茨城県では、原発事故後、農産物の出荷停止が相次いだり、「ホットスポット」と呼ばれる放射性物質の高濃度汚染地域が出現。昨年3月から12月にかけて、県内人口が約1万人減少している。(主に東京新聞記事)つくばでは昨年、東海第二原発を廃炉にと言う、「ハイロパレード」も行われている。http://udf-tokyo.com/weblog/?p=1552

東海第二原発で過酷事故が発生した場合、首都圏への影響は計り知れないものがある。110万キロワットの電力のために1000万人を超える人々を危険にさらすことは、どう考えても賢明な選択ではない。それはどこの原発についても少なからず言えることで、たとえば原発銀座の福井の原発が事故を起こせば、琵琶湖が汚染されることは間違いない。琵琶湖を水源とする、京都や滋賀県はひとたまりもない、玄海原発にしたところで、福岡市や北九州市が壊滅することも考えられる。浜岡原発に至っては、首都圏は窮地に陥り、米軍横須賀基地は使い物にならなくなる可能性がある。中国や韓国の原発にしても一たび事故を起こせば、偏西風に乗って黄砂のごとく、西日本はおろか東京も重大な被害をこうむる。もう原発はやめる以外、人類が生き延びる道はない。それが福島第一原発の貴重な教訓ではないかと思う。残る6基の原発を即刻停止し、日本の技術力を結集して、早急にすべての原発を廃炉にすべきだと思う。次の地震は東南海にしても東京直下にしても、半端な大きさではないのではないかと言われている。現実をしっかり見て、災害に備えること、それが今すべき第一の課題ではないだろうか。

*[days] 年末のSPIRAL

  

  

■昨年のことになるので、まあ、覚書のようなものになるが、昨年末表参道のスパイラルで、草間弥生氏の「飛んでゆけ、私の愛する下着たちhttp://www.shibukei.com/headline/8190/と、テラダモケイhttp://www.teradamokei.jp/の「ParAvionよく飛ぶ紙飛行機便箋 + テラダモケイフェアー」が開催されていて、NOVAの忘年会の前に少し時間があったので、寄ってみた。なぜか両方とも「飛ぶ」がコンセプトになっているような気もするが、どちらもそれほど「飛んでる」感じのものではなかった。草間氏の作品は水着のようなものだったが、ガーデンには例によって大きなカボチャが展示され、ミラーボールで華やかな雰囲気に演出され、なかなかおもしろかった。テラダモケイの方は、飛行機便箋が空中を飛んで、その下にいつもの紙の「添景」がいろいろ並んでいるというもの。次のプロジェクト用に「グランドピアノ」を含む、楽団の1/100を購入した。

■昨日は、10年ぶりに胃カメラ検査。世田谷区の施設で受けたが、設備がかなり古いのではないか、何度もオエ!となった、やはり眠っている間に終わる方が良い。


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