白隠 展

 

江戸中期に活躍した白隠慧鶴が描いた禅画の展覧会。面長の達磨図が有名だが、他にも「民衆教化」のために描いた様々なキャラクターが躍動する展覧会、と言ったような解説になっている。どんなキャラクターかと言うと、「観音や達磨、七福神やお多福など、仏教から庶民信仰のスター」達と言うことになる。どこか愛嬌が有ってユーモラス、たしかに「民衆」に受け入れられたのではないかと思われる。

「白隠慧鶴は江戸中期、主に駿河国原宿(現在の静岡県沼津市)の松蔭寺を拠点に活躍した禅僧。すたれていた臨済禅を立て直したことから、「日本臨在禅中興の祖」と言われていた。また、民衆教化の手段としてユニークな禅画を大量に描いたことが知られ、近年再評価されている。『夜船閑話(やせんかんな)』『壁生草(いつまでぐさ)』などの著作多数。」(Bunkamura magazineより)と言うことで、臨済宗の講演会の中にも「白隠禅画」についての記録が有り、参考になりそうな感じ。

臨済宗妙心寺派 東京禅センター 講演録

白隠禅画を読む1 http://www.myoshin-zen-c.jp/c_record/record_h171819/record_2.htm

白隠禅画を読む2 http://www.myoshin-zen-c.jp/c_record/record_h171819/record_9.htm

 

■会場:BUNKAMURAミュージアム

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin/index.html

■日程:[前期]2012年12月22日~2013年1月21日

[後期]2013年1月22日~2013年2月24日

■時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)時間延長あり⇒HP参照

■入場料:一般1400円

        

画像は、「Bunkamura magazine」(http://www.bunkamura.co.jp/magazine/:渋谷にある東急Bunkamuraの情報誌)、および、「花椿」(http://www.shiseido.co.jp/hanatsubaki/:資生堂の企業誌でさすがにデザインが良い、大宮に母がいた頃、駅前の高島屋にある資生堂のショップに香水を買いにお伴をしたついでに、よく「花椿」を手にすることが有ったが、それ以来機会が有れば見るようになった。2月号は小山田圭吾(コーネリアス)が載っている、近々紹介しようと思っているが、「21_21 design sight」での展覧会が、NHKの「デザイン あ」展http://www.2121designsight.jp/program/design_ah/で、音楽は小山田圭吾が担当している)、の2013年1月号などから引用。

2013.02.19追記

  展覧会フライアー

昨日(2月18日)、外出ついでにBunkamuraに立ち寄り、展覧会を見る。平日の昼間と言う時間帯ですいているかと思いきや、高齢者の方中心に大変盛況であった。高齢者の方(かく言う自分もその範疇に入りつつあるが)たちが元気に外に出て「散財」することは、世の中のために良いのではと思う。「アベノミクス」とやらの、投機筋だけが甘い汁を吸うような(もちろん割を食うのは一般庶民だが、不思議なことに「一般庶民」はこのようないい加減な政策を支持する・・・、摩訶不思議!)政策よりもずっと良い現象ではないだろうか。展覧会の方は、なかなか充実した展示だと思うが、会場自体が実に貧相で、地下の荷捌き場か何かのような、味も素っ気も無く、かつ狭いので「戯画」のコーナーなどはかなり見にくい状況であった(すいていれば別だが)。でもまあ、楽しく見ることが出来た。帰りに久しぶりに「NADiffhttp://www.nadiff.com/home.htmlに寄り、奈良美智氏のpeaceバッチをひとつ購入。

その後、日本橋三越で開催中の信楽焼きの「奥田英山茶陶展」を見に行った。信楽は伊賀と山ひとつ隔てるだけで、陶器としては共通点がいろいろあるように思える。以前、INAXのタイル工場検査に行き、伊賀焼きの茶碗を一つ購入して使っている。信楽の奥田氏の作品は実に良い雰囲気が出ている、ぜひ使ってみたい茶道具である(購入する資金が無いが)。姪が時々お世話になっているので、ご挨拶をして少し信楽焼きなどについてお聞きすることが出来た、お抹茶もいただき、久しぶりにお茶の楽しさを味わった。

奥田英山氏⇒http://www.eonet.ne.jp/~eizangama/

 


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